龍弥デザインではほとんどの場合、レンタルサーバーはXサーバーやロリポップ!をお勧めしていますが、すでにレンタルサーバーをご契約のクライアント様の場合で、NTTコミュニケーションズのBizメール&ウェブ ビジネスをお使いの方も何名かいらっしゃいました。
今回そのBizメール&ウェブをお使いのクライアント様にトラブルが発生したので対処法を備忘録的にまとめておきます。
インデックスがまるっと消えちゃった・・・
とあるクライアント様から「弊社のサイトが検索結果から消えてます!」とのお電話をいただきました。現状確認をするため「site:クライアント様のドメイン」で検索してみると、おっしゃる通り、たった3件を残してまるっと消えていました・・・。(残った3ページは月別アーカイブでした・・・逆になぜこれが残る??)
こちらのクライアント様はSSL非対応で、もしかしたらそれが原因なのかな??とも思ったんですが、それにより表示順位が下がってしまうというのはあり得ると思いますが、検索結果から削除されてしまうような不適切な構築は絶対にするはずがありません。
そもそもまるっと消えるということは、おそらくもっと根本的な問題なんじゃないか??と思い、しばらく調べていきました。
GoogleSearchConsoleでも不具合が・・・??
不思議なことがもう一つ起こっていました。
何も変更を行なっていないのに検索エンジン関連の大きなトラブルが起こった場合、僕らの業界だとまず「GoogleSearchConsole」での不具合から疑うと思います。
これが的中していました。所有権が消え、不具合というより登録自体がなくなっていました。
そんなことあり得る!?と思いながら所有権の確認を行いましたが、何度トライしても「サーバーへの接続がタイムアウトしました。」との警告が出続けるばかりでいっこうに進みません。
ここで弾かれるということはサーバー側の設定じゃないの・・・??
・・・答えが見えてきました。
原因は海外IPアドレスからのアクセス制限!
しばらく調べるとまさにこれというものが!
参考ページにもありますが、Webサイトの構築時に一度登録して所有権を確認したはずのWebサイトが消えており、さらに所有権の再確認もできない状態になっていました。
参考ページ:
BIZメール&ウェブの「海外IPフィルタリング」の データーベースポートは閉じてはいけない!! | メディアメソッド kanae fujitsuka
Googleの検索エンジンへの登録はクローラーの情報収集をもって開始されます。そしてクローラーは海外IPアドレスであるため、それを拒否するとクローラーが情報を拾えずに検索結果からも消えてしまう・・・ということなのでは??
・・・というわけですぐにクライアント様にサーバーで何か設定をされたかを確認すると、どうやら以前海外からのウイルスに感染した方がいるらしく、それで対策としての設定をしたのかもしれない、とのことでした。
答えがわかれば簡単。早速確認して海外IPアドレスからのアクセス拒否の解除作業を行いました。
なんとか無事に所有権の再確認は完了しサイトマップの再送信もできました。・・・が、削除申請もしていないのに「GoogleSearchConsole」のWebサイト登録が消えてしまっていたという最大の謎が残りました。
これだけは不可解で仕方ない。