今年もあと少し・・・ということで、
今回は龍弥デザインの2016年を振り返ってみたいと思います。
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この記事の目次
「劣等感」も「自信」も大事
ありがたいことに、2016年も多くのクライアント様にご依頼を頂き、様々なお仕事に携わることができました。多くのクライアント様とご一緒して、ある程度の経験を積んでもなお、やっぱりデザインって奥が深くて難しいなぁと思っています。
僕も割と長い間この仕事をしていますが、Webデザインの業界には僕なんか足元にも及ばないくらいの実力をもったクリエイターの方々が本当にたくさんいらっしゃいます。それこそ海外からオファーがあるような世界標準のレベルで活躍されている方もいらっしゃいますよね。
僕の性格上負けるのが嫌いで、そういう方々には絶対に自分が太刀打ちできないとわかっていても、負けたくないと思うがために頭や手をどうにかこうにか動かして納得のできる答えを探し続けてきました。
その度に超えられない壁を目の当たりにしてとてつもない劣等感を感じ、なんとかしようとひたすら理論や技術を吸収しようとしてきました。きっと意識のどこかに「自分の作り出したWebサイトは自分の作品だ!」という思いがあったからだと思います。
確かに自分が作り出した以上、自分の作品だという事に間違いはありません。けれど、Webサイトは色々な方の思いが集まってやっと出来上がるのであり、僕一人の力ではきっかけすら作ることができません。
けれど、最近少しだけ考え方が変わりました。
年内解散される某国民的アイドルグループの某曲じゃないですが、No.1にこだわる必要はたぶんなくて、Only Oneを心がければいいと思うようになりました。
「一番いい」ではなく「ちょうどいい」が、クライアント様にとっても自分自身にとっても向き合い方としては正しいんじゃないかと思えるようになりました。そして今まで龍弥デザインは比較的それを実現できてきたんじゃないかなという自負もあります。
けれど、僕の中での「劣等感」は確実に僕自身を成長させてくれて「自信」を大きくしてくれました。「悔しい!」という気持ちを決して忘れず、常に初心に立ち戻るように心がけ、プロジェクトに対して自信を持って臨むことが今後の龍弥デザインのスタイルになると思います。
中でも和気歯科医院様のプロジェクトは、トップクリエイターの方々のクオリティに劣等感を感じながらも「負けないぞ」と自分を奮いたたせ、自分なりの「ちょうどいい」が実現できたプロジェクトの代表のようなもので、僕自身、2016年のプロジェクトの中でも最も思い出深い経験となりました。
動画のプロ、写真のプロと一緒にお仕事ができたことが、本当にとても大きかったのだろうと思っています。
・・・普段こういう気持ちを人に話すのがヘタクソなのでご一緒したみなさんには伝わっていないと思いますが(笑)
「先生」と呼ばれるのが未だにくすぐったい
2015年までは全15回の中でデザインとコーディングに関しての情報を詰め込み、おそらくほとんど学生の身になっていないような状態でしたが、2016年は前期と後期を両方担当することになり、年間30回の講義を通してレクチャーを行うようになりました。
講師の仕事を本業としていない以上、ずっとこのままなのかもしれませんが、未だに学生から「先生」と呼ばれるのに慣れていません(笑)
ただ「慣れる」ことよりも「慣れない」ことの方がきっと難しいんですよね。
慣れてくると「これでいいか」という妥協が少なからず生じてしまう可能性もありますよね。
でもいつまでも慣れないままでいるといい緊張感を保ったままでいられると思うんです。
学生たちにとっては社会に出る前の最後の大事な一年間です。
そのことを忘れないように常に初心を忘れないようにします。
「自分の城」を手に入れて
2016年は人生で一番大きな買い物をした年でもありました。
3月末にお引越しをして、やっと慣れてきた感があります。
前のアパートは8年も住んでいたため「ここが我が家」という感覚が強くて、
せっかく自分の持ち家を手に入れたのに引越しの当初は他人の家に居候しているような感覚で、
実に半年以上もの間、ちょっとした違和感を感じながら過ごしていました。
夏のBBQなんかは「他人の家でバーベキュー」しているみたいなものでしたね(笑)
つい最近になってようやく「ここが我が家」という感覚になってきています。
ちょっと時間がかかりましたね(笑)2017年はもう少し羽を伸ばせるかなと思っています。
2017年は「初心に戻る」をテーマに
ここまでの各ブロックを読んでいただけたらきっともうバレバレなんだろうとは思いますが、
2017年は「初心に戻る」をテーマに活動していこうと思います。
これを頑張る!あれを習得する!などなど・・・、
普通はそういった明確な目標を持って次のステップに移るものですよね。
ただ今回はあえて「初心に戻る」ということをテーマに設定しています。
そして、仕事もプライベートも丁寧に生きてみようと思います。
トップスピードのまま走らず、常に後続車に気を配ることができるスピードで走りたいと思います。
これを読んでいただいているみなさんも、きっと色々なことがあった2016年だと思います。
そして2017年も色々なことがあると思います。
みなさんが幸せな2017年を過ごせることを願って・・・。
良いお年を。
龍弥デザイン 脇坂基徳