22日、告別式が終わりました。
父が亡くなった19日からの3日間、一瞬だったような、永遠に感じられたような、不思議な感覚を味わいました。
本音を言うと、お通夜と告別式には行きたくなかったんです。
別れがどんどん近くに迫ってきて、それを受け入れる準備をしなければいけない一連の葬儀が憎らしく、段階を無理やり踏まされている気がしてしまって…。
だから亡くなった日に家族が寝静まったあと、1人で声を殺して泣きました。誰にも支えてはもらえなかったけど、きっとおじいちゃんのお葬式の時のように、また父が肩を抱いてくれているんだと思いながら。
お通夜の夜はまだ受け入れられずフワフワした感覚でいたんですが、告別式ではしっかりと見届けようと、父の姿をあえてしっかりと自分の目に焼き付けました。
きっとこれからどんどん現実に戻って、ふいに悲しみに襲われることもあるんだと思います。でも、そうやって思い出すこと自体が私の中で父が生きているということなので、それでいいのかもしれませんね。
死者を死せりと思うなかれ 生者あらん限り 死者は生きん 死者は生きん
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
そして色々な方々からありがたいお言葉をいくつも頂戴して本当に救われました。みなさんのお気持ちのおかげで平常心を保つことができていると強く感じています。本当にありがとうございます。
余談ですが、火葬場にいる間、妹と久し振りにたくさん喋りました。父が最後に遺してくれた大事な妹です。間違いなく最大の心残りだと思います。
あんな人間の大きな父の代わりなんてとてもできないと思いますが、私なりに責任を持って助けになり、お嫁に行くときは私が父の代わりにバージンロードを歩こうと思います。
親父、あの子のことは任せとけ!