悔し涙は心のバネ。

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年明けに息子が参加しているサッカーの大会がありました。

結果から先に言うと負けてしまったのですが、勝敗よりも大きな彼自身の成長がすごく見てとれました。父としてすごく嬉しかったので忘れないようにここに書いておきます。

この記事の目次

熱量を計りにくかった幼少期

息子は基本的にあまり物事に関心を示す方ではなく、幼少期も外に出てスポーツをするより部屋で本を読んでいるタイプで、彼の中の熱量というものはずっと一緒に過ごしている私たち家族でも測りにくい部分がありました。

だから彼に闘争心なんてものが存在するようなエピソードもなく、「もし君がどこかの国の大統領だったら世界から争いがなくなりそうだね」なんて言いながら、「ちっちゃい頃から優しいお兄ちゃん」という立ち位置でした。今もそうですが笑

とにかく争いごとからはできるだけ遠ざかりたいというタイプだったのだと思います。

体操教室

幼稚園を卒園し、何か習い事をした方がいいだろうということで、体操と英語から体操を選んだんですが、結局それも「ちゃんとした体の使い方を今のうちに習得してほしい」という親の意向が強かったように思います。

体操は個人競技。選手にでもならない限り誰かと競うことはありません。
あるとすれば、逆上がりや倒立の種目をクリアするのが自分と友達のどっちが先か、くらいのものです。

ただ彼は小さい頃から体格もよくて手足も長く、いいペースでどんどん種目をクリアしていきました。そもそもすごく恵まれたものを持っているのだから、ちゃんとした体の使い方を知れば誰よりも伸び代は大きいはずなんですよね。

バック転とサッカーのどっちがかっこいい?

体操教室には「バック転をしてみたい」という動機で通い続け、結局最後までそれを目標としていたんですが、5年生のある時、彼にこう聞かれました。

「パパ、バック転ができるのとサッカーができるのってどっちがかっこいいかな?」

それを受け、私は「そりゃサッカーでしょ!」と軽々しく答えてしまいました。
彼がずっと頑張ってきた目標を少し軽視した発言で今ではすごく反省しています。
それからすぐにサッカーの体験教室に行くことになり、体験を経て入団しました。

もちろん私の発言だけではなく、すでに入団している親友二人に誘われていたことや、私が普段からサッカーゲームをしていたこともきっかけとなっていたようですが、5年生の11月、まさかこのタイミングでサッカー少年になるとは全く予想していませんでした笑

初ゴールはちょうど1年後

サッカーの練習は毎週土日、月曜と水曜も夜練をしています。週4でサッカー三昧なわけですが、持ち前の真面目さでほとんど休まず、むしろ親が「ちょっと休んだほうがいいんじゃない」と無理やり休ませるくらいでした。

それだけ頑張っても、やはり始めたのが遅いことで影響がないわけではなく、動きのぎこちなさはまだまだ残っていました。今でもまだまだぎこちないですからね。

しかし、明確な変化はちょうど1年後に現れました。
1年前に入団して最初に試合に出た全く同じイベントで全く同じ会場で、
ついにゴールを決めることができたんです。

ここからの彼のモチベーションの向上は目を見張るものがありました。

絶対に勝ちたい

5年生の秋に始めたサッカー。
人よりも遅く始めたため公式戦もそんなに参加できていませんでした。
そんな中で行われることになった年明けの試合はカップ戦であり小学生最後の大きな大会。勝てば翌週も試合、負けたら通常練習になるというものでした。

これは妻が聞いたらしいんですが、「負けたら次の試合がなくなるから絶対に勝ちたい」と話していたそうです。最後の大会であるだけに彼の気持ちの入り方はいつもと違ったんですね。

そして冒頭の通り、残念ながら2試合とも敗戦。
普段センターフォワードの位置で抜け出しを狙っている彼が、最後の公式戦では右サイドハーフとして上下動を繰り返し、対戦相手のチャンスメイクを潰す役割を見事に果たしたと思います。

父として彼のプレーをすごく誇りに思います。

初めての悔し涙

試合後、ベンチからテントに戻る彼は大粒の涙を流していました。
悔しいという気持ちが爆発したんだと思います。

彼がスポーツで悔し涙を流したのは、これが人生初です。
私はそれを見ることができてとても嬉しかった。
だって悔し涙を流す子は絶対に上手くなるんだよ!龍くん!

悔しくて泣くと人間は強くなります。大きく変わることができます。
熱くて触れられないほどの熱を帯びることができます。

その熱は彼がサッカーを辞める時まできっと冷めません。
しつこいと思いますが・・・私はとても嬉しく思っています・・・!!

そして夢中になるスイッチを自ら入れた息子を誇りに思います。
パパは君を誇りに思うよ!龍くん!

自信とは自分を信じること

彼が今後どんな人生を歩もうとも、横で見守っていきますが、
できることなら自分を信じて熱くまっすぐに進んでほしいと思います。
彼を信じています。彼にも彼自身を信じて進んでほしい。

・・・余談ですが、中学生1年生の試合が人数不足になっていて助っ人で呼ばれて参加したんですが、いきなり決勝点を決めてチームを勝ちに導いていました!
ちょっと出来すぎていて怖い・・・笑

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